朝がくる

生きている以上、ずっと変わらないもの。

 

夕日はあんなにも焦がれるのに、朝日はどうして一瞬でも億劫に感じてしまうものなのか。

 

あたしは普通でありたいし、穏やかな日常の中で幸せを見つけたいし、毎日笑っていられることに疑問なんて持ちたくないし、他人を羨ましく思う気持ちを消すことは不可能だし。

 

複雑な家庭環境で育ってきたけど、恋愛には苦労しなかったし、人間関係にも恵まれてて、それなりに幸せだとは思う。

それでも拭えないこの劣等感は何なんだろう。

いつまで、それはもう死ぬまで抱えなきゃいけないものなんじゃないのか。

そう考えたら、生きるのが少しだけ面倒くさいなと不貞腐れる時がある。

 

'淡々としていて、人との距離を忠実に保っているように見える'

ある人にそんなことを言われた。
そんなことを言われても、あたしはあたしのことがよく分かっていない。
理解はしているつもりでも自分がどんな人間なのか未だに分からない。

嘘はつきたくないけれど、愛想笑いだって何度でもしている、協調性は不必要だと思っていても他人に合わせがち、だってそっちの方が気楽だから。

 

割とチグハグな 行き当たりばったりのような、そんな感じである。

 

他人にあれこれ言われても「そうなんだ、そう見えてるのか、ふ〜ん」って結局は思ってしまう。

どうしても人に対して恐怖心は拭えないけれど、何だかんだで人が好きなんだと思う。

 

見ず知らずの他人なんかに分析されるのは癪だな、と思ってるくせに占いには興味がある。

そんな自分のことは好きだなあと思える。

 

どれだけ死にたくなっても、枕カバーがビショビショになるぐらい泣き続けても、今日を終わらせないでくれと心から願っても、変わらず朝はくる。

 

結局どんな生き方をしたところで、何にも変わらないし、朝がくる。

何て事ない穏やかな1日が始まる。

 

変わらないものこそ尊いと思えるまで、あたしは大人になれたんだろうか。

いや、まだなれないな。